Windows11の発表が物足りなかった理由と、だからこそ今後に期待がもてる点

Windows 11の発表が2021年6月25日にありました。
私は素晴らしくまとめてきた発表だったと思います。

Windows 11 を発表 – Microsoft
https://news.microsoft.com/ja-jp/2021/06/25/210625-introducing-windows-11/

しかしながら皆さんから見て、少し物足りなかった部分もあるのではないでしょうか。
その理由とだからこそ今後に期待がもてると私が感じたことについて解説していきます。

■Windows11の大きなトピックス

刷新されたユーザインターフェースと、アンドロイドアプリが動くようになる点ではないでしょうか。

新しいユーザインターフェースは、かなりスマホを意識したデザインになっていました。具体的には、スタート画面がスマホのアプリ画面の様になっていたり、タスクバーが下に固定されたりしていました。

またコンセプトデザインも色鮮やかなブルーで光と影が意識された躍動感のある素晴らしいデザインでした。

■Armチップ対応への言及がなかった

世界的な流れとしてはArmチップへの対応が注目されていたと思います。

昨年はM1チップ搭載のMacBookに代表されるArmチップへの対応が非常に注目されました。M1 MacBookはバッテリー駆動時間の大幅な延長、さらに今までにない低価格で購入できるなど、従来とは一線を画する製品となりました。

当然ながらWindows11でもArmチップへの対応は、非常に注目されていたと思います。

Microsoftは、Surfaceシリーズに代表されるように、モバイル市場を非常に重視しています。実際にWindows11は、その市場でパワーを増してきているiPadやChromebookを意識したOSになっていたと思います。

Microsoftは、実際これまでにSurface Pro Xの様に、Armチップに対応した製品を出してきていますし、その延長線上の製品展開というのは、市場を大きく変える可能性を秘めていると思います。

ですのでArmチップ対応に関する言及がなかった点は、私としては非常に残念でありました。

■MicrosoftのArmチップ対応の課題

MicrosoftのArmチップ対応に関しては、非常に色々な課題があると思います。
製品自体もそうですが、国際情勢的にもWindowsはPC市場で大きなシェアを誇っていますので、Armアーキテクチャに対応することで、世界的に台湾TSMCへの依存が高まることは必至です。

政治的な駆け引きも入ってくると思われます。

これに対する1つの答えとしては、米国内にTSMCの半導体工場を建設しそこで製造させるというのが落とし所でしょうか。

ですので、半導体工場の立ち上げと言うのも1つの課題なってくると思います。

■Windows11に期待が持てる点

しかし、本発表でArmチップに全く言及せずに、ここまでセンセーショナルな発表にまとめた点は、とても素晴らしいことだと思います。

理由としては、今後の2021年秋頃にAppleからM1チップを搭載した新しいMacBook製品の発表が予想されているからです。

Microsoftとしては、その発表の後にインパクトのある発表をかぶせて話題をさらいたい、という思惑もあると思います。

Windows11は2021年末に発売と言われていますし、現時点でここまで発表を盛り上げたと言うのは一定の評価ができるのではないでしょうか。

実際に2021年秋のAppleの発表までは、Windows11が話題になるのではないかと思われます。
今回中途半端にArmチップに関する言及をしなかったことは、非常に評価できると思います。

■Windows11の開発上の懸念点

私個人の大きな懸念点としては、現実的なスケジュールで開発が完遂できるかという点です。

MicrosoftはWindows11、でユーザインターフェースとCPUアーキテクチャの両方を一度に変えようとしているのではないかということです。
インターフェースの変更というのは非常に開発へのインパクトが大きいです。

ユーザインターフェースは製品の色々な部分に影響を与えますし、CPUアーキテクチャの変更による内部モジュール間のインターフェースの変更というのも、製品内のいろんなモジュールに大きな影響を与えます。

ですので、開発スケジュールは長くなりがちです。

Microsoftがこの辺をどのように落とし込んでくるのか、最終的にどっちも完遂できるのかって言うところが今後の大きな見所だと思います。

■今後、Microsoftに望むこと

M1 MacBookに負けない、バッテリー駆動時間も長く、動作も軽快で、低価格で購入できるWindowsパソコンが発表されることを望みます。

Surface Proシリーズは当然のことながら、Surface LaptopシリーズでもArmチップ搭載の実用性の高い製品を出してくることが期待されていると思います。
Surface両シリーズは、画面のベゼルレス化も同時に求められており、Surface Pro XやSurfaece Laptop Goで布石は打ってきているとはいえ、開発期間は長くなりそうです。

個人的にはユーザインターフェースやベゼルレス化の改良が一段落付けば、後はCPUのアーキテクチャ変更に全力を注ぐというのが良いのではないでしょうか。
Microsoftにはぜひやり遂げてもらいたいですね。

どちらにせよ今後、Microsoft、Apple、Google等の製品たちが切磋琢磨されて、より良い製品が出てくると嬉しいと思います。

本日の記事は以上です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。


でも実際開発するのって大変ですよね。
我々が驚くような製品を出してくれるといいですね。

■参考情報

 ギズモード Windows11まとめ

 https://www.gizmodo.jp/2021/06/windows-11-reveal.html

 https://www.gizmodo.jp/2021/06/here-are-all-of-windows-11s-new-features.html

 


画像出典:Microsoft