最近ノーコード・ローコードでいろんなアプリが作れちゃうので、プログラマの仕事がなくなっちゃうんじゃないの?
と言う声を聞きますよね。
結論、ノーコード・ローコードの時代にプログラマの仕事は、むしろ今以上に増えていくと私は思います。
なぜならノーコード・ローコードというのは、一言で言うとソフトウェア部品の作り置きだからです。
つまり事前にユーザーの需要を予測してソフトウェア部品を作っておく、ということであると言えると思います。
ノーコード・ローコード時代のアプリケーション開発
ノーコード開発ツールとして、YappliやShopifyなどが最近注目されています。
Yappliは、Android・iOSのスマホ向けアプリを、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で開発ができ、アプリの運用や分析も行えちゃうノーコード開発ツールです。
Shopifyは、海外で人気の高いECサイトをノーコードで構築できるオンラインツールです。
ECサイトに求められる幅広い機能をノーコードで実装できる拡張性の高さが特徴です。
従来のアプリケーション開発は、ソフトウェアが必要!となってから初めて作成する受注開発によるものが、現在よりも多くの部分を占めていたと思います。
しかしながら必要になってからソフト開発をしているようでは、めちゃくちゃビジネスの移り変わりが速い現代では実際ソフトがリリースされるまでビジネスができないので、貴重な時間をムダにしてしまいます。
さらにソフトウェアを作成している間にビジネスの情勢が変われば、時間をかけて作ったものもムダになってしまうリスクがあります。
そうすると、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまうかもしれませんね。
ノーコード・ローコードのメリット
ノーコード・ローコードのアプリ開発の場合、アプリケーションが必要になったときに作り置きされているソフト部品を組み合わせてアプリをすぐに作成できます。
この必要な時にアプリをすぐに組み立てて使用できる!というのは、必要になったその時からアプリを開発し始めることに比べて非常に効率が良いです。
この必要な時に必要な人が部品を入手できる!という考え方は、あの世界的に有名な「トヨタ生産システム」の「後工程引き取り」の考え方に近いものがあると個人的には思います。
つまり必要になったときに必要なソフトウェア部品を入手できる。
これにより発注してからソフトウェア開発が完了するまでのムダなリードタイム(開発完了までの待ち期間)を節約できることになると思います。
今後、プログラマに求められるもの
ノーコード・ローコードの需要が、これからますます増えていくと思います。
これらの要求に対応していくためには、プログラマたちはソフトウェア部品を作り置きしておく必要があります。
作り置きって言うのは簡単ですけれど、世の中の情勢を先読みして、ソフトウェアを作り置きしておくっていうのは、結構難しいですよね。
つまりこれからのプログラマには、ビジネスの情勢を先読みする力や、作り置きしたソフトウェア部品をプロデュースしていく力がますます求められてくると思います。
そういう意味では従来の受注開発形式のプログラマの価値は、減っていくかもしれませんね。
まとめ
ノーコード・ローコード時代にプログラマの仕事がますます増えていく理由と、今後プログラマに求められるものを解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
以上です。