近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されているものの、
「自社でもDXに取り組まないといけないけど、何から手を付けたらよいかわからない・・・」
という方も多いと思います。
あなたの会社の、業務デジタル化のレベルはどのくらいか?
他の会社と比べ、自社はどのぐらいのポジションなのか?
気になってらっしゃいますよね。
そこで今回は、
「業務デジタル化」というテーマでお話したい思います。
さっそくですが、業務デジタル化を5段階でレベル分けした図が、下記です。
とはいえ、上記のレベルだけでDXの進み具合をすべて判断はできないですし、
あなたのビジネスに関わる人によっても、
DXの価値は変わってくるので、
これはあくまで目安として考えていただければ、良いと思います。
では、ここからは、それぞれのレベルごとの特徴を、
ひとつひとつ簡単に紹介していきたいと思います。
レベルA|データ収集
「レベルA」は、とりあえずデータ収集ができている段階です。
データは採っているものの、どう見ればよいかわからない状況のため、
残念ながらDXの恩恵は、ほとんど発生しないでしょう。
色々思いついた施策を試すも、具体的なビジネス価値につながらず
あせってしまうもしれません。
レベルB|見える化(可視化)
「レベルB」は、収集したデータを見える化できている段階です。
データの見方が分かっているので、DXを少し実現できているイメージが
あるのではないでしょうか。
しかしこのレベルになっても、じゃあそのデータが具体的になんの役に立つの?
と言われてしまうことも、あるかもしれません。
個人的にはDXの実現レベルとしては、まだまだ先が長いと思います。
しかしながら、落ち着いて一歩ずつ進めていくことで、
光が見えてくる可能性があります。
レベルC|視(み)える化(分析)
「レベルC」は、可視化したデータを分析できている段階です!
ビジネス上の課題について、データを分析することで、その真因を突き止めること
ができる状態にあります。
顧客やユーザーの関心事項について、実際に発生している問題点やその原因を突き止めることができれば、
じゃあどうすれば課題を解決できるのか、ということも
おのずと見えて来る段階にあります。
レベルD|診(み)える化(改善)
「レベルD」は、分析したデータから、課題を解決できる段階です。
ココまで来ると、DXによる恩恵を、ググッと実感できるようになると思います。
診える化による改善を回すことができれば、DX一流企業の仲間入りと言えますね!
実際にこのレベルまで自在にできている会社は、少ないのではないでしょうか。
レベルE|予知化(予測)
「レベルE」は、データに基づく予知化(予測)になります。
あなたも晴れて、DXの神の領域に踏み入れたことになります。
ビジネス分野によっては、あなたのソリューションが、業界トップクラスの
サービスになっているかもしれません。
顧客やユーザーのビジネス上の関心事項はなにで、何がわかれば顧客のビジネスを変えられるのか、
相当な努力と研究が必要になります。
しかしながら、うまくマネタイズの流れに乗せることができれば、
このサービスのために、あなたの会社の製品を購入したい!と言われても
不思議でないと思います。
ロードマップを作成しよう!
いかがでしたか?
私の個人的な意見もふくまれておりますが、
ぜひあなたの会社の、いまのDXの実現レベルと比較しながら、
目指すべきレベルを見定めてみてください。
成長のためには、全体のレベルを把握した上で、
あなたの会社にあったロードマップを作成することが重要です。
可視化だけして絶望したり、いきなり予知化を進めたりすると、
そこでゲームオーバーになってしまいます。
一歩いっぽ、DXを着実に進めていくのがよいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
また、お会いしましょう。
この投稿は、ものづくり太郎 さんのチャンネルを参考に、
作成させていただきました。
勉強になるので、みなさんも、もしよろしければ動画もご確認ください。