ビットコインなどの仮想通貨に使われているブロックチェーン技術。
これから将来、仮想通貨だけでなくそれ以外のアプリケーションへの応用も大変注目されています。
この記事ではブロックチェーン技術について、私も初心者ながら書籍等で調べた技術的特徴(メリット)と今後の応用先について、個人的な考察をまとめました。
ブロックチェーンの技術的メリット① 改竄できない
一度、台帳に書き込まれたデータは改竄できません。
台帳にデータを書き込むためには、ブロックチェーンネットワークに参加しているマシン全体で合意形成が必要です。
したがって、悪意のある者があとから偽情報に書き換えることが物理的に不可能です。
ただし、最初に間違った情報が書き込まれると、あとから修正が難しいという問題があります。
なので、最初に書き込むデータを検証する仕組みなどが必要になりると思われます。
ブロックチェーンの技術的メリット② 中央管理者が不要
システム管理者がいなくても台帳の正当性を証明できます。
中央集権型でなく分散型の台帳をもつため、中央にシステム管理者がいなくても台帳の正当性を証明できます。
この特徴により、従来はシステム管理者をおくことが物理的に難しいシステムや取引を実現できると思われます。
見知らぬコミュニティ間で、情報の透明性・信頼性をパッと確保するために使えるのではないかと言われています。
当然ですがその代わり、台帳の中身は世間一般に公開されることになります。
ブロックチェーンの応用先
ブロックチェーンは改竄不可の特徴から、何らかの権利の管理に向いていると思いました。
例えば昨今、偽装されて困っているもの、台帳管理に苦労しているものに使えると思います。
特に権利自体に大きな価値が生じるものに相性が良いと私は思います。
①パスポートや免許証、保険証などの証明書
今でもしばしば偽装が発生して困っていますよね。
ブロックチェーンを使えば国家ぐるみでも偽装できなくなるため、偽装問題は解決すると思いました。
②デジタル選挙
権利の改竄が物理的に不可能となりトレーサビリティを確保できるため、デジタル選挙を効率的に実現できるようになるかもしれません。
ビットコインであれば取引相手へ1ビットコイン送金する所を、デジタル選挙の場合、自分の1票を候補者に送信するイメージになるかも。
③企業の経営データ管理
例えばブロックチェーンの使うことで企業の経営データ管理の手間が少なくなり、会社をより少ないスタッフで運営できれるようになるかもしれません。
④複数の鉄道会社で座席を販売する仕組み
前準備として、鉄道会社間でシステム管理者をどちらにするか決める必要がなくなる可能性があります。
またカーシェアをお互いをよく知らない複数企業で、特に前準備せず運営できるようになるかもしれません。
⑤複数国家間で土地の権利を管理
ブロックチェーンを使えば中央管理者が不要なため、公平な取引が可能です。
どの国家もズルをすることができません。
しかも国家間で台帳をいちいち突き合わせる必要がなくなるため取引の流動性が上がります。
例えば将来、月の土地を管理する手段としてブロックチェーンが使われたりするかも。
⑥国家間の国際公約やその履行履歴
国際公約やその履行履歴など中央管理者をおくことが物理的に難しい取引について、その結果を書き込むことなどに使えるかもしれません。
まとめ
ブロックチェーンの特徴と今後の応用先について考察をまとめました。
私の妄想も多分に入っていますが、専門家に実際の所をお聞きしてみたいですね!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
以上です。