【フェルミ推定】東京の電信柱、いったいどれくらいあるの?

こんにちは!あなたは、「フェルミ推定」というのを聞いたことがありますか?

これは、パッと見で解けないような問題に対して、いくつかの仮定を立てておおよその答えを導き出す一種の頭の体操なんです。今回の挑戦は、「東京にある電信柱は全部でどれくらい?」です。いきなりですが、一緒に考えてみませんか?

まずは、基本から

私たちの舞台は、東京23区。このエリアにどれだけの電信柱が立っているか、想像だけで答えるのは難しいですよね。でも、大丈夫!ちょっとした仮定をして、一緒に解き明かしてみましょう。

仮定って、具体的には?

  • 東京23区の大きさ: まず、このエリアがどれくらいの広さなのかを考えます。東京23区の面積は約620平方キロメートルです。
  • 1ブロックってどれくらいの大きさ?: 東京って、建物のブロックがぎっしりですよね。でも、1平方キロメートルあたり、100m ✕ 100m のブロックが、100ブロックがあるとしましょう。
  • 電信柱は1ブロックにどれくらい?: だいたい平均して33mに1本、電信柱があると想像してみます。すると、1つのブロックには、だいたい12本の電信柱がある感じになります。

この3つのポイントから、計算のスタートラインに立ってみましょう。

計算タイム!

  • 23区の電信柱の数 = (東京23区の面積 × ブロックの密度) × 一ブロック当たりの電信柱数

では、実際に計算してみますね。

総ブロック数  =  620平方キロメートル × 100 = 62,000ブロック
電信柱の総数  =  62,000ブロック × 12本 = 794,400本

えっ、そんなにあるの?

そうなんです!この計算によると、東京23区には約79万本もの電信柱があるってことになります。

ところで、実際の数字は、2019(令和元)年度末時点で都道において約 55,000 本、区市町村道において 約 637,100 本の電信柱が電線管理者により設置されていると、言われています。けっこう正しい数値が推定できていますね!

まとめ

フェルミ推定って、思ったより楽しくて、日常にちょっとしたスパイスを加えてくれる方法ですよね。今回の「電信柱」の話、いかがでしたか?この方法を使えば、もっと色々な「?」に挑戦できそうです。皆さんも、何か面白い問題を見つけたら、ぜひフェルミ推定で解いてみてくださいね!