【解説】利用可能性ヒューリスティック - 怖い認知バイアス1

突然ですが、みなさんは、
「コンビニや飲食店などの無料クーポンは、お得なので使わなきゃ」
思ったり、していないでしょうか?
 
これは世間でよくある、認知バイアスを使った、マーケティングの一例です。
 
たとえば最近では、アメリカのイェール大学などで行われている、
認知バイアスなどの心理学実験が、よく知られています。
 
このブログでは、
みなさんが認知バイアスに騙されず、正しい選択ができるように、
こちらの本で紹介されている、60種の認知バイアスのうち、
主なものを解説していきたいと、思います。
 
より詳しい情報を知りたい方は、こちらの本がおすすめです。
  
悪用厳禁で、お願いします! 

利用可能性ヒューリスティック - 怖い認知バイアス1

【利用可能性ヒューリスティック】
人は、意識していなくても、かつて自分が見たもの
印象に残っているものを基準にして、
意思決定してしまう傾向があること
 
意識していなくても、というところが、怖いですね
 
では次に、これが実際にどんな風に使われているのか、
利用可能性ヒューリスティック の具体例を、見ていきましょう!
  

具体例

CMでよく見る商品

みなさんも、スーパーで商品を買うとき、
CMで見た商品無意識に買ってしまうってこと、
あるんじゃないでしょうか。

 

これが、利用可能性ヒューリスティック のよくある事例と、言われています。
過去にテレビCMで見たことがある商品の場合、
とくに根拠がなくても、
なんだか品質が高くて安心そう!って、思っちゃいますよね。

 

それでは、利用可能性ヒューリスティック の認知バイアスによって
わたしたちが、どのような弊害を受ける可能性があるか、
見ていきましょう。
 

悪影響の例

洗剤やドレッシングの購入、程度であれば、
テレビCMで見たものを、なんとなく買ってしまっても、
逆に、いちいち成分や口コミを比較して
検討する手間を減らせるので、よいかもしれません。
 
しかしながら、たとえば会社で偉い人たちが決める事業計画など、
大事な選択の場合、
事業失敗などの、大損失となってしまう可能性があり、
危険かもしれないですね。
 

対策

一旦立ち止まって、雰囲気で判断していないか、確認することが大事です。
正しい一次データにたち返って、データに基づいて
クールに判断できると、よいですね!
 

まとめ

企業CMなどで使われている認知バイアス、
利用可能性ヒューリスティック
について、解説しました。
 
個人的には、人間の本能は、こういう性質があるんだ、と
認識した上で、できる範囲で対策するのが、よいと思っています。
 

みなさんも、より詳しい知識を得るために、
よろしければ、本書を読んでみては、どうでしょうか。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は以上です。