みなさんはオブジェクト指向を、バッチリ分かっていますか?
今回は、プログラミングでよく使うオブジェクト指向を使う理由が、
パッと分かるように解説します!
結論から言うと、オブジェクト指向は、みなさんの身の回りのモノ(=オブジェクト)と
同じ構造で、プログラムを作成する考え方です。
■「タンス」オブジェクトの例
普段服をしまう「タンス」について、オブジェクト指向で考えてみましょう。
「タンス」オブジェクトは、プログラム的には、その構成情報(素材が木等)と、
機能(服をしまえる等)で表現できます。
【タンスの場合】
◎タンスの構成情報(=メンバ変数)
・素材=木
・引き出しの数=4
・幅=80cm
・奥行き=40cm
・高さ=100cm
◎タンスの機能(=メソッド)
・上から1段目の引き出しを引く
・服を入れる
・服を取り出す
・引き出しをしまう
タンスオブジェクトが表現できました。
これがオブジェクト指向です。
つまり、身の回りの物体と同じ構造で、プログラムを作成できています。
■オブジェクト指向の2大メリット
【メリット1】
◎人が本能的に理解しやすい
タンス、や、机、シャーペン、などのように、わたしたちの身の回りの
「モノ」と同じ構造なので、人が本能的に理解し易いです。
「変数たくさん」とか、「構造体」とか、「関数たくさん」よりも、
ずっと人に優しいプログラムになります。
もちろん、人が理解し易いので、プログラミングの生産性向上に繋がります。
【メリット2】
◎疎結合なため、再利用性が高い
「物体」というのは、自然と疎結合な存在(=タンスはタンス単体で独立して機能する)です。
つまり、あなたの持っているタンスは、あなたの家でも使えますし、
アメリカの別の家庭に持っていっても使えると思います。
ですので、オブジェクト指向で作成したプログラムも同じく、
自然と疎結合で再利用性が高いプログラムにし易いです。
■まとめ
オブジェクト指向は、実際のモノ(=オブジェクト)と同じ構造で
プログラムを作成する考え方です。
これにより、人が本能的に理解し易いプログラムを作成できます。
だからこそ、現在まで多くの人に使われてきたと、思います。
最初に考えた人は、めちゃ頭が良いですね!
みなさんも、オブジェクト指向を使いこなして、
楽しいエンジニアライフをお過ごしください。\(^o^)/
以上です。
よろしければ、コメントもらえると嬉しいです。